少イ左の部屋_
ドット絵とゲーム制作など
2021/03/12 Fri.
刺繍 
鳥刺繍をもう少しブラッシュアップしようと思った。
というのも、花はリソグラフでかなりいい感じにできたと思ったが、鳥の最終的なアウトプットで、デジタル以外の落ち着いた出力(使えるグッズ展開)がいまいち定まっていないため。
当初13カウント程度の布で6本取りでやっていたが、デカすぎるということで18カウント4本取りに変更した。
通常のクロスステッチと違い、マス目の間に気合で針を刺していくので作業的にはかなり面倒。
2マス四方で1ドットを再現するが、縫うのは0.5マスごとに縫っている。要は36カウントで縫っている。

裏はこうなる。
クロスと違って0.5マスごとに折り返すような縫い方なので、ほとんど裏側に糸はない。

で、この後の処理として、一回普通にふちかがりをやったんだが、布がほどけて手が付けられなくなった。他の方の刺繍を見ていると、いったん布用ボンドで周囲を固めることで、ふちかがりが可能になっているようだったので、以下のように切り取った後で、周囲のみ布ボンドで固めた。

あとは裏に堅いフェルトを布ボンドで貼り付けた。
ピンはボンドで仮止めした後で、糸で4か所程度縫って貼り付ける。

サイズ的にはこんな感じ。

なお、テストで2マスではなく1マス単位で同じことをした場合、あまりにも小さくなりすぎて刺せず、私の技術(というか手のサイズ的にも)無理だと思ったので、2マス四方で1ドットを再現する方向にした。

クロスステッチではドットっぽくなりきらないので、もう少しいい方法がないかと思っていたのだが、こういう縫いをするのもありだなと思った。ただし刺繍ミシンなどを使わない場合は非常に時間がかかるので、量産には向かない(特に縁かがり)
というのも、花はリソグラフでかなりいい感じにできたと思ったが、鳥の最終的なアウトプットで、デジタル以外の落ち着いた出力(使えるグッズ展開)がいまいち定まっていないため。
当初13カウント程度の布で6本取りでやっていたが、デカすぎるということで18カウント4本取りに変更した。
通常のクロスステッチと違い、マス目の間に気合で針を刺していくので作業的にはかなり面倒。
2マス四方で1ドットを再現するが、縫うのは0.5マスごとに縫っている。要は36カウントで縫っている。

裏はこうなる。
クロスと違って0.5マスごとに折り返すような縫い方なので、ほとんど裏側に糸はない。

で、この後の処理として、一回普通にふちかがりをやったんだが、布がほどけて手が付けられなくなった。他の方の刺繍を見ていると、いったん布用ボンドで周囲を固めることで、ふちかがりが可能になっているようだったので、以下のように切り取った後で、周囲のみ布ボンドで固めた。

あとは裏に堅いフェルトを布ボンドで貼り付けた。
ピンはボンドで仮止めした後で、糸で4か所程度縫って貼り付ける。

サイズ的にはこんな感じ。

なお、テストで2マスではなく1マス単位で同じことをした場合、あまりにも小さくなりすぎて刺せず、私の技術(というか手のサイズ的にも)無理だと思ったので、2マス四方で1ドットを再現する方向にした。

クロスステッチではドットっぽくなりきらないので、もう少しいい方法がないかと思っていたのだが、こういう縫いをするのもありだなと思った。ただし刺繍ミシンなどを使わない場合は非常に時間がかかるので、量産には向かない(特に縁かがり)
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2021/03/10 Wed.
花と鳥のアウトプット 
ドットの出力方法について記載する。
■花ドット

上記の元画像はホームページに転がしている。

このドットをイラレに突っ込んで、イラレでスポイト機能を使いながら〇と角に分けてニュアンスを出していく、という作業を行うと、角丸っぽい画像ができる。別に角丸じゃなくても角三角形でもなんでもできると思うが。
で作ったデータをレトロ印刷さんでリソグラフ印刷してもらったものが冒頭の写真となる。
通常、ドット絵しか描いていない人を想定して文章を書くが、リソの場合はそもそも原色に相当する色がCMYKではなく、自分でインクを選ぶことになる。このためデータ上でCMYK変換しても出力した色が想定通りになるとは限らない。
このため、手順としてはまずどのインクで印刷をするか、ということからスタートする。
で、ちょうどレトロ印刷さんは色の混色見本帳を販売してくれているので、これをまず購入し、今回の表現を出すのにまずどのインクの配合が妥当かを検証した。
→今回はベーシックに「赤」「青」「黄」を使ったほうが、花の色は出しやすかろうという判断となった。
次に紙選びだが、インクで白を出すのが一番のネックとなり、今回のデータにも白い花が含まれるため、ここを基準にして考えた時に、「抜き」が白になるのが最もよかろうと考え、紙色は「白」とした。
そのうえでポストカード的に使用したいので厚紙を選択。で、紙は「しろ」という種類となった。
次に印刷チェックだが、今回は2回試し刷りを実施した。レトロさんは試し刷りもできるので助かる。
データ上はいい感じに仕上がると思って作った配合でも、実際に試してみると赤が強すぎる、といったことが多いので、テストを確認して色を修正し、そもそも表現が難しそうな絵は削除し、といった修正を行った。
ここで最も悩んだのが黒の表現で、大まかにいうと3種類の選択があった。
①赤・青・黄の混色で作って黒インクは使わない
②赤・青・黄の混色に黒インクも重ねる(4色ベタとかリッチブラックの発想)
③黒のみ
2回の試し刷りで①②③をテストしたが、その中で「③の印刷ずれによってどうしても発生する輪郭線のような白い余白」が、結果的に地の色と花の間に生じることで花が立体的に浮き上がり、彩度が強まって見えるのではないか、という感覚があった。

この効果によって、①②を行ってしまうと余白が発生しにくくなることで、全体の見た目がどんより沈む印象を受けた。要は全面に赤、青、黄を塗ることにしてしまうと印刷がずれても「完全にどの版も刷られていない白い余白」が生じないので、地と花がひとつながりに印刷されてしまう。一方で③は、花部分には黒を使わず、地の部分にのみ黒単色を使うことで、印刷ずれの白余白を意図的に多発させることができる。また①②は広い範囲に生じる塗りムラによって、黒がぼやける(黒に見えない)仕上がりとなった点も、全体の印象を悪くした。
で、検討の結果③の方法で色を作り、データ入稿した。
届いた後はまずフィキサチーフをすべてにスプレーし、触った時にインクがはがれないように固定する。
そのあとで断裁して完成となる。
■鳥ドット

鳥ドット自体はもっと増やしていく予定だが、アウトプット方法も並行して考えている。
現状案としては
①刺繍ブローチ
②木製ブローチ
③ハンコ
④シール類
となる。今回テストで縫ってみたが、刺繍ブローチはなかなかよさそうな気がする。
縫い方などは変えることになるが、フェルト地にうまいこと縫って、裏からピンつければ、あまり軽すぎないデザインというか、普段使いできるものまで昇華できるように思う。
今回のテストはよくやるクロスステッチではなく、マス目すべてを縫い固めた場合の印象の確認となる。
やや大きめに作ったが、実用サイズ的にはもう少し下げたほうが良いかも。
刺繍糸は昔そごごさんに一生分くらいの量を頂いたものを使っているが、マジで一生分あるので思い立った時に好きな色を好きなだけ使えて有難いことこの上ない。
あと前回の記事でカメラおすすめですと書いたが、こうやって作品をアップロードするときに一眼レフとマクロレンズがあるだけで、肉眼以上に拡大した画像がすぐできるので便利。こういう細かい点で必要なものがそろってると楽。
■花ドット

上記の元画像はホームページに転がしている。

このドットをイラレに突っ込んで、イラレでスポイト機能を使いながら〇と角に分けてニュアンスを出していく、という作業を行うと、角丸っぽい画像ができる。別に角丸じゃなくても角三角形でもなんでもできると思うが。
で作ったデータをレトロ印刷さんでリソグラフ印刷してもらったものが冒頭の写真となる。
通常、ドット絵しか描いていない人を想定して文章を書くが、リソの場合はそもそも原色に相当する色がCMYKではなく、自分でインクを選ぶことになる。このためデータ上でCMYK変換しても出力した色が想定通りになるとは限らない。
このため、手順としてはまずどのインクで印刷をするか、ということからスタートする。
で、ちょうどレトロ印刷さんは色の混色見本帳を販売してくれているので、これをまず購入し、今回の表現を出すのにまずどのインクの配合が妥当かを検証した。
→今回はベーシックに「赤」「青」「黄」を使ったほうが、花の色は出しやすかろうという判断となった。
次に紙選びだが、インクで白を出すのが一番のネックとなり、今回のデータにも白い花が含まれるため、ここを基準にして考えた時に、「抜き」が白になるのが最もよかろうと考え、紙色は「白」とした。
そのうえでポストカード的に使用したいので厚紙を選択。で、紙は「しろ」という種類となった。
次に印刷チェックだが、今回は2回試し刷りを実施した。レトロさんは試し刷りもできるので助かる。
データ上はいい感じに仕上がると思って作った配合でも、実際に試してみると赤が強すぎる、といったことが多いので、テストを確認して色を修正し、そもそも表現が難しそうな絵は削除し、といった修正を行った。
ここで最も悩んだのが黒の表現で、大まかにいうと3種類の選択があった。
①赤・青・黄の混色で作って黒インクは使わない
②赤・青・黄の混色に黒インクも重ねる(4色ベタとかリッチブラックの発想)
③黒のみ
2回の試し刷りで①②③をテストしたが、その中で「③の印刷ずれによってどうしても発生する輪郭線のような白い余白」が、結果的に地の色と花の間に生じることで花が立体的に浮き上がり、彩度が強まって見えるのではないか、という感覚があった。

この効果によって、①②を行ってしまうと余白が発生しにくくなることで、全体の見た目がどんより沈む印象を受けた。要は全面に赤、青、黄を塗ることにしてしまうと印刷がずれても「完全にどの版も刷られていない白い余白」が生じないので、地と花がひとつながりに印刷されてしまう。一方で③は、花部分には黒を使わず、地の部分にのみ黒単色を使うことで、印刷ずれの白余白を意図的に多発させることができる。また①②は広い範囲に生じる塗りムラによって、黒がぼやける(黒に見えない)仕上がりとなった点も、全体の印象を悪くした。
で、検討の結果③の方法で色を作り、データ入稿した。
届いた後はまずフィキサチーフをすべてにスプレーし、触った時にインクがはがれないように固定する。
そのあとで断裁して完成となる。
■鳥ドット

鳥ドット自体はもっと増やしていく予定だが、アウトプット方法も並行して考えている。
現状案としては
①刺繍ブローチ
②木製ブローチ
③ハンコ
④シール類
となる。今回テストで縫ってみたが、刺繍ブローチはなかなかよさそうな気がする。
縫い方などは変えることになるが、フェルト地にうまいこと縫って、裏からピンつければ、あまり軽すぎないデザインというか、普段使いできるものまで昇華できるように思う。
今回のテストはよくやるクロスステッチではなく、マス目すべてを縫い固めた場合の印象の確認となる。
やや大きめに作ったが、実用サイズ的にはもう少し下げたほうが良いかも。
刺繍糸は昔そごごさんに一生分くらいの量を頂いたものを使っているが、マジで一生分あるので思い立った時に好きな色を好きなだけ使えて有難いことこの上ない。
あと前回の記事でカメラおすすめですと書いたが、こうやって作品をアップロードするときに一眼レフとマクロレンズがあるだけで、肉眼以上に拡大した画像がすぐできるので便利。こういう細かい点で必要なものがそろってると楽。
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